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[コピー・再掲載] 1945-2017 終戦

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※はじめに

 

以前、Upした記事をコピーしての再掲載したものです。

 

また、個人的な意見書いております記事ですが

ご覧になって不快に思われた方が他へは深くお詫びを申し上げますとともに

 

異論・反論等コメントされても、議論するつもりは当方に無く

ご対応しかねますこと、ご了承ください。



今日は8月15日。


1945年・昭和20年8月15日正午

玉音放送により、太平洋戦争における日本の降伏を国民に伝え、終戦の日となりました。


それが72年前の今日です。


ただし、日本では終戦となりましたが、まだ戦闘中の地域はありましたが。


領土、歴史認識

これらで大きく憎しみ合う国と国の政治です。


悲しいことに、国民間でもそれは起きています。


歴史認識の違いは多かれ少なかれあっても


従軍慰安婦、強制連行、虐殺
傷ついた人が確かにそこにいて、けれど年々にその人たちは亡くなっていく時代になり

だから『なかった』と言われても、激しく怒るのは必定です。


自分の国がそんなことをしたと思いたくはない気持ちはわかりますが

あったものはあったと認めて、誠意・真心を持って詫びなければなりません。


それもまた、愛国心なのではないでしょうか。


庇うばかりが愛ではないです。

非を認め、国に対して厳しく叱ることも愛なのです。


戦後72年。


ここからまた僕たちは明日へと歩いていかなければなりません。


詫びる気持ちを相手が許さないからと怒っては、詫びる心が無いのも同然です。

生き方で、誠意と詫びの心を現していかなければ詫びているとはいえません。


そして相手が許したとき、人はみんなで明日へと踏み出せるのだと感じます。

できうることなら、今一度各国が同時に戦争に手を染めたことを謝り

国連の在り方も改めて、新しくスタートしたいと思います。

そのためにアメリカもロシアも、動いてもらいたいと願います。

仮想敵国と称し、よく戦争したがりの人たちは国の名前を出します。

確かに危険性は承知しています。


ですがだからといって、いともたやすく撃ってよいのだろうかと考えます。


明確に撃ってきていない相手を撃つと怯え

先に撃とうとする姿勢が、国防とは思えません。


僕にも大切な人、大切な家族、大切な友がいますから

本当に守らなくてはならない時は、戦う心は持っています。


ただ、それが命を奪うことになるとしたら違ってはきます。


それは本当に他に方法がなくなったときであり

国の政治は、国民に戦わせることのない状況を常に生み出していくのが使命です。


それこそが外交、政治の役目ではないでしょうか。


今の戦争したがりの政治なんて、うそっばちの政治にしかすぎません。


例えば陸自の新エンブレムの件。


鞘と抜身・刀身が交差するもので

刃に強靭さを、鞘に平和を愛する心を表現しているそうです。


が、それは大きな間違いだと僕は考えます。

刃は鞘に納めるもので、抜身のままでは犯罪者と同じです。


強靭さというものは、平和を愛する心とひとつにすることで‥

刃を鞘に納めてこその、強靭さと平和を愛する心になると考えます。


凶刃を強靭と履き違えてはいけません。


隊員の皆さんは、命をかけて守ってくれます。

ですから僕は自衛隊を非難する気なんてありません。


ですが、戦争ゴッコに興じてばかりの

あまりに幼稚な政治に腹を立てています。


そんな政治が、国民に戦えなんて言うなよと、激しく怒りを覚えます。


一億総活躍社会?

一億総火の玉だ! 月月火水木金金、欲しがりません勝つまでは‥とでも、言わせたいのですか?

 

女性が活躍できる社会とは、生み育てた大切な我が子を国に差しだし

殺し合いの果てに死ねということですか?


その女性もこの時代は戦場に引きずっていきますか?


国同士が憎しみ合い、罵り合い、殺し合う。

そんな愚かしい過ちを、この時代に繰り返すワケにはいきません。


以前観ましたドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」


その第4話、林遣都さん演ずる中島医師のセリフに

とても印象に残るものがありました。


『世の中に怪物はいないと思ってるんです。


凶悪事件が起きると世間は犯人のことを[ひとでなし]とか[人間じゃない]とか言いがちだけど、

犯人は人間です。


それは、僕らと変わらない。

怪物だと思えば、とても楽なんだろうけど‥人の罪は、人として裁かれないと』


怪物。

現在、僕が書いている小説の第12話で書きたかったテーマであることが

このセリフに詰まっていました。


神奈川で起きた障がい者施設での惨たらしすぎるあの事件も

連日のように見聞きする凶悪犯罪の数々も


そして戦争も。


沖縄への攻撃

広島・長崎の原爆

東京大空襲

でも攻撃されただけでなく真珠湾攻撃はじめ、数々の攻撃や虐殺、戦争犯罪も‥


そう、すべては人が犯した罪です。


安倍政権に見られるような、今の社会を覆う邪悪な暗雲のような風潮も

それは日本だけでなく世界の政治の暴走も独裁も

すべては人が起こしていることです。


神奈川で起きた虐殺事件の犯人は、モンスターではありません。

突然変異で現れた怪物・怪獣ではないんです。


人でした。


そこに大きな問題があります。


ナチス、ヒットラーは悪魔でも怪物でもありません。

人が人として犯した、重く許しがたい虐殺行為です。


数々のテロ、凶悪な暴力も人が重ねる罪。


だからこそ、どこかで止められるはずです。


けっして怪物などではなく悪魔でなく

人が犯す過ちなら、人がそれを止めれるはず。


僕たちは、人として人が起こす過ちを止めなければいけません。

そして裁かなければなりません。


いつ自分が裁かれる立場になるかわからない不安定な『心』を持っているからこそ

人は人として生き、罪を止めること裁くことをしていかなきゃならないと考えます。


そしていつか、人の心から悪意というものができる限り消えていくように願わずにはいられません。


多くの人と一緒に、生きていたいと祈ります。


お亡くなりになってしまった作家・脚本家である市川森一先生の書かれた言葉をご紹介します。


「好き!すき!魔女先生」第4話『ソクラテス大いに怒る』より

主人公・月ひかるが担任であるクラスでの授業風景、授業中の言葉です。


『地球という星はとてもおかしな星で、こんなに狭い陸地を幾つにも区切って

私はアメリカ人だ、私は日本人だ、と、いろんな物事を

国という単位で区切っていがみ合ってしまうけれど


こんなに不便な区分けをしている星は宇宙の中でもこの地球だけで

例えばアンドロメダ星雲のα星ではα星人

M78星雲のウルトラ星ではウルトラ星人という具合に


同じ星の人々は皆兄弟同様に仲良く暮らしています。

そこに国境はありませんし、もちろん国と国の戦争もありません。


だからもし皆さんがどこかの宇宙人に「貴方は何人ですか?」 と訊かれたら

 「私は地球人です」 と答えましょう』


この心が今、世界から急速に失われているように感じます。


肌の色、言語、文化、宗教、性別、貧富と

差別や偏見はなくなるどころか、より増大しています。


小さな星の中でいがみ合い、それら違い・個性を差別し罵る。

ネットの中だけでなくこの社会の現実風景の中にも多くみられますし

ヘイトスピーチで振るわれる暴力

思想の違いでなぜ、人が人を憎まなければならないんでしょう。

なぜ自分たちの思想だけが正しいと、それを押し付けなければならないのか?


人の心は自由です。

自由に厳格なルールはつきものだというのは、当たり前のことですが

それを踏まえて、人の心は自由です。


賛同・共感してくれる人たちは集まってくれますし、反発する人は去っていく行くでしょう。


それでいいんだと。


去った人とでもまたいつの日か、会って話ができればいい。

だって僕たちが憎しみ合うことはないんです。


同じ星に住む地球人なんですからね。

それこそが、市川先生が言いたかったことではないだろうかと思うわけです。


いつか子供たちが大きくなり、人が異星人と出会う未来が来たのなら

僕たち・私たちは『地球人』ですと、胸を張って言えるような

そんな世界を語り合い、作っていかなければなりません。


もう、そういう時代を生きようと人はしているんです。

いつまでも争い、罵り合う時代は終わったんです。


少なくとも、これまでの戦争で傷つき、命を奪われた方たちはそう願っていたはずです。

僕たちはその魂の願いに応えるためにも


銃を捨て、その手で誰かの手を握り

世界中で手と手をつないでいかなければ‥


犠牲になったあまりに多くの方々へ、どう詫びればいいんでしょうか。


またふたたび殺し合う世界を作ることが、亡くなられた方たちが望んだことでは決してありません。


どこの国もが愚かにも戦争で手を汚し、殺し合い、狂った時代を経て

僕たちは戦争の無い平和な日本に生まれましたが


その間にも、世界中のどこかで戦争は起きつづけ

戦火がこの星から消えた日はまだありません。

異国では多くの子供が、女性が空爆などで死んでいます。


それと同じく、銃を手にする子供たちもいます。


復讐のため、撃たれた相手を撃つために。

憎しみの連鎖は誰が止めますか?


それは銃を手にする人自身です。


そしてその人に銃を捨ててほしいと説得をする僕たちが、まず言葉を投げかけるべきです。

ただ非難ばかりしていては何も始まりません。


その人がなぜ銃を手にしたのか、理解しようとしなければなりません。


それでも、その引き金はひくなと

銃を手にする人たちへ心を届けなくてはなりません。


それが戦いです。


本当の勇気であり、本当の戦いです。


相手が撃つから撃ち返す‥それでいいんでしょうか。


銃を取れば罪を犯します。

それが人ですか? そんなものが人なのですか?


僕だって大切な人を奪われたらと考えると怖いです、きっと許せないと怒るでしょう、泣くでしょう。


けれどそれを超えて、そこで悲しみと怒りを絶たなくてはならないとしたら‥

それで平和になるのなら‥


踏みとどまる人間の心を持っていたいと思います。


ヒーローのようにカッコよくなくてもいい、ドラマティックでなくてもいい


ただ泣きながらでも、僕の心は誰かの命を奪うことを否定する人間の心でありたいと願います。


同じく作家・脚本家の市川森一先生の言葉です。


「ウルトラマンA(エース)」第52話『明日のエースは君だ!』より

ウルトラマンエースが最後の戦いに出、辛くも勝利した後

地球を去る前に子供たちへ残した言葉。


『優しさを失わないでくれ。

弱い者をいたわり、互いに助け合い、

どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。


例えその気持ちが何百回裏切られようと。

それが私の最後の願いだ。』






これこそが、人が持っている愛です、勇気です。

失ってははいけない想い、心です。


優しさを失わず、されど悪には怒る厳しさも失うことなく

どこの国、どこの誰とも手を握る、ともだちになろうとする愛。


その気持ちが裏切られことはあるでしょうが、それでも想いを曇らせない勇気。


愛と勇気が平和を本物にします。


そんな世界が、戦争で亡くなった多くの大切な命へ対しての

最大の鎮魂の祈りになると思うんです。


72年前、長い戦争は終わりを告げました。


けれど僕たちは今だ戦っています。


戦争を起こそうとする人の弱い心と、それにつけいる悪意と。


僕たちの戦いとは、平和を乱そうとする悪意との戦いです。

平和は意識していなければ、するりと手から抜け出ていきます。


それは人が大切なことを忘れないようにするためのことでしょう。


どうか、平和がその腕から零れ落ちないように

しっかりと抱きしめていてください。


どうか、悪意が耳元で争えと囁いても

あなたの愛と勇気で、その悪意を弾き飛ばしてください。


僕もあなたも、みなさんも同じ星に生まれた命です。


人の知恵は

少ない資源を奪い合わなくても、食料や水を奪い合わなくても

手にした技術と日々発展していく科学で解決できます。


今は無理でも、きっと近い将来のり越えられるようになる。

人が本気になれば、出来ないことはそうないと信じます。


災害だってそう、台風を消すことはできなくても自信を止めることは不可能だとしても

そこから迅速に命を救いだすことはきっとできますし、失われた風景を取り戻すことだってできます。


人はやっていないだけです。

今こそ、明日のためにやるべきことをやっていきましょう。

僕はそう心から願います。


それが戦争で奪われた命へ届けられる祈りだと信じてます。


戦争。


偽物の政治はすぐに戦争をしたがります。

ヤツラは国民が団結するのを嫌います。


世界の人々が思想は様々に、人として犯してはならない罪に対して厳しく声を上げることを嫌います。

それは手と手を繋いだ僕たちには、かなわないと知っているからです。


だから金銭というものや様々な誘惑、イロイロな暴力で脅したりして

人と人の間に亀裂をいれます。


そんなもの‥そんな亀裂など、ヒョイと飛び越せるものなんです。


弱虫たちがいれる亀裂なんてそんなものなんです。


みなさん、飛び越えてください。


そして手と手を繋いでください。


戦争したがりの、この国を死の商人に貶めようとしている自公政権・現政府などに

僕たちの命を好き勝手されてはなりません。


そして世界の間違った流れに『NO』と叫んでください。

戦争で亡くなった人たちの魂へ鎮魂の祈りを捧げるために。


平和を実現させて、人の明日を幸せにするために。


終戦の日に、亡くなられた多くの方々へご冥福を祈り


平和への僕の想いをここに記します。


                               飛鳥 竜馬


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